人気ブログランキング | 話題のタグを見る

刀城言耶シリーズ 三津田信三

刀城言耶シリーズ 三津田信三_a0315830_16354388.jpg
 三津田信三さん 現代ものはほとんど読んでいます
 が 戦後が舞台の民俗学探偵・刀城言耶シリーズ
 読まず嫌いでした
 それはたぶん←これのせい
 三津田さんの本の 登場人物や地名は時に 読み
 続けるのが困難になるくらい 読みづらいのですが
 特にこのシリーズ第一作「厭魅(まじもの)の如き
 憑くもの」では 女の双子の三代にわたる名前が
 全員読みが「さぎり」です
 叉霧、沙霧など 最初の字だけがいろいろで これ
 が頭に入らないと 話が進まないのですね
 だいぶ前に一度チャレンジしましたが その時は
 たぶん頭がついて行かなかったのでしょう 早々に
 断念しました
 しかし今回は 慣れて来たのか 覚悟して臨んだ
 せいか ちゃんと読了
 その後も着々と シリーズ読み進めています
 これと「凶鳥の如き忌むもの」「首無の如き祟る
 もの」は読み終わり「山魔の如き嗤うもの」は
 今 読んでる最中です
 「水魑の如き沈むもの」「碆霊の如き祀るもの」は 
最初に読んでしまいましたので あとは短編集「密室の如き籠るもの」「生霊の如き重るもの」と
「遊女の如き怨むもの」だけになってしまいました
なんか 淋しいなあ
読みづらさも含め クセになるというか はまると次々いけちゃうという・・・
たとえば? クサヤとか鮒のなれ鮨みたいに いやあ 苦手なんですがねー
え?日本酒に合う?・・・じゃあ ためしに一口だけ・・・
うーん・・あら・・合いますねえ・・こりゃ、どうも いやいやそのくらいで
なんていいながら ばくばく ぐびぐび行っちゃう感じ?
なかでも「碆霊(はえだま)・・」と今読んでる「山魔(やまんま)・・」の
ソクソクとした怖さが とっても好みでした
特に 最初から読まずとも理解できますので お好きなものからどうぞ
あ、でも このシリーズの途中から出てくる女性編集者・祖父江偲(そふえしの)
が 苦手という方(とても多いです 私もそう)最初の4作には出てきません
そして 同じく苦手な方から教わったのですが このキャラを自分の好きな
タイプの女優さんに脳内変換して読むという裏技があります
その方は「ちょっとうざい時の石原さとみ」に変換して やりすごすそうです
わたしは ガリレオの柴咲こうかな

by tukineko-diary | 2019-02-07 18:02 | 本の話 | Comments(0)