了然 顔を焼いて入門

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「古今命婦伝」より 了然です
テキストに載ってないのが 不思議なくらい
この人は 武田信玄の曾孫・葛山長彌の娘で総(ふさ)といいました
秀忠の娘・和子が 後水尾天皇の中宮になると それに仕え
主人亡き後 一時 医家の松田晩翠に嫁ぎ 二男三女をあげますが
わかれて 和子=東福門院の孫に再び仕え またこの人が亡くなると
京都の宝鏡寺にいた後水尾天皇の皇女に師事して 剃髪します
そして江戸に下り 黄檗宗の禅僧・白翁に入門を願いますが
なんと!その容貌があまりに美しいからと 断られてしまうのです
しかし 近隣の家に駆けこんだ了然は そこにあった銅の火おこしを
えい!とばかりに頬にあて 美しい顔を無残に焼いて
再び 入門を乞うのです
まー えらいこっちゃ!
「夏祭浪花鑑」のお辰のようですね
無事 入門を許された了然は 上落合(新宿区)に泰雲寺という
黄檗宗の寺を立て 開山として白翁を招きました
残念ながら もう廃寺ですが 新宿に黄檗宗のお寺があったのですねー
ちょっと覚えておいてくださいねー


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by tukineko-diary | 2018-07-05 20:05 | 江戸検定 | Comments(0)