江戸のヒロイン~旅する女たち

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 江戸時代の女性が 残した随筆・日記を読むこと
 は 彼女たちの日々の何気ない生活 世間の噂や
 流行りもの 当時の女性の立場などを知るために
 この上ない貴重な史料だと思います
 柳沢吉保の室の書いた「松蔭日記」
 大奥の広敷用人の妻の「井関隆子日記」
 蘭医 桂川家の娘 みねの「うたかたの夢」
 武家方の女たちの書いたものは ありますが
 それ以外 庶民(・・といっても商家や 庄屋
 の妻など経済的余裕のある女性が多いのですが)
 彼女たちが多く残したのは「旅日記」です
 今と違って 苦労の多く お金もかかった時代
 「旅」は ほとんどの女性にとって生涯一度
 の事だったのでしょう
 そして旅立つ時も ほとんどが子供を育て上げ
 夫に死に別れ 家督を譲った後の50才前後が
 圧倒的に多いのです
 女50才は 旅立ちの時なんですね!
 そういえば私が「江戸検定」受けようと勉強はじ
 めたのは 50才の時でした
 ← 左にあげた本は そんな女たちの旅日記が
百余点まとめられた労作です
観光だけではなく 国替え 幕末の動乱期の移動 参詣・巡礼など
旅の目的ごとに 章分けされ 一作ごとに作者の経歴・行程などが詳しく書かれています
「事典」と言ってしまうと 読みづらく感じますが
全くそんなことはなく 読みふけってしまいますよ
お高いので 私は図書館で借りましたが これは買ってもいいご本です
近世女性史に関しては 「江戸の女性」という大きなくくりのものが多く 
ちゃんと個人名で 多くの実在の女性がこれほど集まったものは
なかなか見つけられないと思いますので 今年 江戸険を受験される方
必読 必読!です
二回 必読いいましたが 別に十回書いてもいいくらい必読ですよ
 
 
 
  

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by tukineko-diary | 2018-06-03 13:30 | 江戸検定 | Comments(0)