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ナウマン象と森鴎外

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ナウマン象って 結構あちこちから出土してますね
わたしは「野尻湖」で 大きな看板を見た覚えがあります
さてこの「ナウマン」  人の名前だって知ってました?
ハインリヒ・エドムンド・ナウマンは 明治8年から18年まで
東京開成学校(東大の前身)の教師として来日したドイツ人地質学者
いわゆるお雇い外国人ということで 加賀屋敷の中の異人館に住んでいました
明治15年 ナウマンは「前史時代の日本の象について」という書を出していて
大正13年(1924)槇山次郎博士が これをもとに「ナウマン象」と命名しました
この象の骨 もちろん明治以前にも出土していますが 「竜骨」「蛇骨」として
そのままにされていました
よく地名などに残っていますね
このナウマンさんは 別に象の骨だけじゃなく 実は日本を横断する地質構造の断裂
「フォッサマグナ」の発見の方が重要です
あともう一つ ドイツに戻ってから留学中の森鴎外と喧嘩した・・・と言う話が残っています
ナウマンさん 日本滞在中に同僚外国人が 奥さんと不倫したとかで 乱闘した前科あり
しかし この時は 日本について軽くディスっただけなのに 森鴎外が食いついて
ドイツ語でベラベラと反論し 一緒にいた乃木希典が 呆然とした・・・というだけの
ことみたいですよ
地質学者として 日本のために助力し 地質学の基礎を作ってくれたナウマンさん
今 象の名前だけしか残ってないなんて ちょっとお気の毒です



by tukineko-diary | 2017-10-15 12:48 | 江戸検定 | Comments(2)

Commented by 小ツル at 2017-10-16 10:46 x
月猫様
わーい出た出たナウマン博士!です。
ナウマン博士が最初に地質研究をしたのは秩父なんです。
「ブラタモリ」で案内をしていた女性が学芸員を務める
「さいたま自然の博物館」(長瀞にあります)に「日本地質学発祥の地」の碑があり、ナウマン博士のことが書いてあります。
最近埼玉県民意識が高まり、昭ちゃんの影響もあって、化石館などにも行き、渋沢栄一にもハマっています。
Commented by tukineko-diary at 2017-10-16 18:04
小ツルさま
あら!すてき!
ちゃんと名前残ってるんですね ナウマンさん
よかった~^^v
渋沢栄一氏は 私もお気に入りの一人です
なんたって王子サーモンが大好きですもの!