「墓無用」の人の墓 田中光顕

昨日書いた木戸孝允の俳句は「維新風雲回顧録」に載っています
この本の最後に田中光顕のお孫さんが後書きを書いているのですが
「祖父が亡くなって30年・・・」とありますから これが昭和43年のこと
維新の時20代半ばだった 光顕さんは97才(昭和14年)まで生きたご長寿でした
お孫さんによると 生前お祖父さんは「墓無用論」を言っていたというのですね
 「日本の国土は狭い それなのに一家がみんな1か所ずつ墓地を造っていたのでは
  大変にもったいない 
  自分が死んだら 灰にして 富士山の上から風にとばしてくれ」
いいですねー 私もそれがいいです
しかし 今はこの灰を飛ばすのもいろいろとうるさくってね
そりゃあ そうかと思います
特に風光明媚な土地柄だと いつ頭の上から人さまの遺灰が降って来るかと
気が気ではないでしょうから
田中さんも 「墓無用」と言っていましたが ちゃんとお墓はあります
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↑ これは大塚・護国寺にあるもの
  死んでも思い通りにはいかない・・ってことですね
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もう一つ 佐川町(高知県 高岡郡)にもありますよ
こちらは 地元の方々が 分骨を受け 遺勲を偲んでたてたもの
まーでも 小高い丘の上ですから それほど土地がもったいないわけでもありません
それでも 空の上から 「もったいない!」って 怒っているかしら

もういいですよね 
今は 富士山よりずっと高いところで 敬愛した高杉さんも
きっと一緒に いるんでしょうから


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by tukineko-diary | 2017-10-04 12:17 | 江戸検定 | Comments(0)