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山窩物語 三角寛選集

山窩物語 三角寛選集_a0315830_12364981.jpg 遠い昔の十代の頃 「書を捨てよ町に出よう」ってのが 
すごく流行りました 寺山修司氏ですねー
家の中で本読んでても何も始まらない さあ 頁を閉じて外へ出るんだ!っていうのが本に書いてあるんですよ
で、外に出たかっていうとポケモンGOほどにも出てないという
なんか 当時の風潮としてこういうフレーズが定期的に流行したんでしょうね
「視る前に跳べ」とかね
何だったのでしょう 石橋を叩いて渡る、の反意語?
ま、どっちにしても いまだに石橋 渡るどころか叩きもせず
家の中で 本ばっかり読んでますね
で、本読んでない時は 何してるかというと 次に読む本さがしてるの・・・自転車操業 マッチポンプなの
私が読みたい本は どこ?どこにあるの?
本を求めてさすらうジプシー・・・漂泊の民
ということで 先週読んだ本は 基本の三角寛選集
明治の末頃 戸塚の原っぱあたりには たくさんの天幕がかかり
蓑つくりを生業とする人たちが 宿りをしていたそうです
この人たちは エタの精肉・皮革とちがってね 蓑つくりというのが先細りでしょう?
結局 何度もの戦争をはさんで 一般人と同化していったのでしょう
しかし 昭和の戦後も 絶えたわけではなく その最も多くが残ったのが
関東だそうです
三角氏は 新聞記者だったのでね
当時 世間を騒がせた「説教強盗」の話も載っていて それも興味深かったです
  
 

by tukineko-diary | 2017-02-01 13:25 | 本の話 | Comments(4)

Commented by 昭ちゃん at 2017-02-01 16:29 x
 なつかしい三角さんの名前を、、、、
昭和10年前後の少年倶楽部・略して少クには
一流の作家や画家が子供向きに小説や挿絵を描いておりました。
その中でも三角さんの「サンカ物語」は
ストーリーと挿絵は今だに脳裏に焼き付いていますよ。
 なんか鉱山のような、、、、。
また昭和13年頃?
海野十三の海洋冒険小説「浮かぶ飛行島」に
夢中になりましたが外務省に入省
イギリスの週刊誌
ロンドンニュースに小説の元になる
原図をみて驚きました。
「ネタはこれだ-」っと。


Commented by tukineko-diary at 2017-02-02 09:37
昭ちゃん 少年倶楽部だったんですか!
三角さん サンカ小説いっぱい書いてますもんね
「浮かぶ飛行島」宮崎駿のラピュタみたいなものを
想像しましたが 今で言うメガロフロートみたいな
海の巨大滑走路なんですね
青空文庫で読みましたよー
Commented by 昭ちゃん at 2017-02-02 19:05 x
 姐さんはまるで男の子ですね、
学校の宿題は「あんちょこ?」と称する答えを書いた本を写し
遊んでいました。
 当時ロシアで赤色革命が起こり日本としても仮想敵国としてソ連を
注目し始めました。
大陸の密偵を登場させたり、直江津が空襲された小説やら、、、、
題をあげれば「敵中横断三百里」これは事実ですね。
「アジアの曙」など、、、、。
姐さんの見た「浮かぶ飛行島」は日本海軍が遠洋航海の帰路
島に忍び込み秘密を探る海洋冒険小説で
最後は確か爆破しますね。
Commented by tukineko-diary at 2017-02-03 14:17
はい、大爆発でした^^p
大正・昭和初期の小説おもしろいですね
いまはパソコンさえあれば「青空文庫」で読めるのでホントに便利です
夫は キンドルにしたのでだいぶ本が減りましたよ
最近は あまり買わずに図書館専門です