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浅葱色 萌葱色 縹色・・・

昨日TVで「sky blue」の定義をやっていたんですよ
お天気情報のコーナーでした
英語の「空の青」は どこの空をいうか知ってました?
ニューヨークから30マイル以内の夏の晴れた日
午前10時から 午後3時までの間
厚紙に何インチかちょっと忘れたけど 四角い穴をあけて
その厚紙を目から30cmはなして見た時の色=sky blueだそうですよ
だとしたら私はまだ 見たことないですねー
そんなに限定的だとは 思ってなかったですよ
浅葱色 萌葱色 縹色・・・_a0315830_1231837.jpgところで ←これは何色でしょう?
スカイブルーではなくて 日本では浅葱(あさぎ)色といいます
よく川柳や黄表紙に出にてくる「浅葱裏」
もてない田舎者の代名詞になっていますが これは羽織の裏を
この色にしたいわゆる流行遅れの 野暮という意味ですね
英語では pale-green blue
青白い緑の混じった青・・・って 微妙な感じですね
ネットで色見本見ても いろいろ出てきて幅があります
浅葱色 萌葱色 縹色・・・_a0315830_12115542.jpgじゃあ こっちは? →
ちょっと色が濃いだけじゃない?
しかしねー これ縹(はなだ)色というんですよ
辞書では 「藍より薄く 浅葱色より濃い色」とあります
江戸時代には これを「花色」と呼んだので ややこしいです
花の色が ブルーとは思いませんのでね
浅葱色 萌葱色 縹色・・・_a0315830_12204216.jpg← そしてこれが萌葱(もえぎ)色
英語ではlight green もしくはyellowish green
とりあえず 緑色なんですね
「萌黄色」というと もっと薄い黄色っぽい緑を指す場合もありまして
なんとも わかりにくいです

こうしてみると 同じ色でも 英語圏では空の色に比するのに
日本では 草木の色に例えるのが多いですね
農耕民族だからでしょうか?
そういえば 江戸時代の人って 空の「色」をどんな風に表現したのかしら?
お天道さまに関する記述はよくあるけど 空は何色っていってたのかな?
昨日の「sky blue」の話から そんなことを考えています
人種によって 同じ色を見ても 見え方が違うって 知ってました?
浮世絵だって 外国人には違う色彩で見えてたんでしょうか?
たいていの動物は モノクロで見ているそうですし
考えてみると色彩って 不思議ですねー
じゃあ 今日は この辺で・・・

by tukineko-diary | 2016-05-19 12:38 | 日記 | Comments(2)

Commented by やぶひび at 2016-05-21 07:31 x
浅葱色といえば、「新選組の隊服」を連想します。字のイメージは、長ネギの緑なんですが。
Commented by tukineko-diary at 2016-05-21 09:36
やぶひびさま
私は 新選組のはもっと薄い水色みたいの想像してたんです
色のイメージって 思い込みが強いのかもしれませんね
浅黄色っていうともっと黄色っぽい薄い黄緑みたいな色が
出てくる場合もあります
浅葱色と浅黄色 同じじゃないんでしょうかねー?