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当代記 駿府記

当代記 駿府記_a0315830_12395354.jpgさて たまにはちゃんと江戸に戻らないとね
江戸初期の災害史を調べていると しょっちゅうぶつかる
「当代記」「駿府記」
これは 簡単に読めますので 時間のあるうちに 読んどくといいでしょう
刊行されてもいますが 手に入りにくいです
(結構な値段だし)
図書館にない場合は 近代デジタルライブラリー
読んでください
アイフォンでも検索できますよ もちろんただです
私は もうそろそろ「終活」に入っています
これ以上 私しか読まない本が 増えていくのは良しとしないので とりあえず「近デジ」で読んでみます
それから図書館で借りてみる・・・どうしても手元に置きたい本なら 古本で買う・・・という手順に変わってきています
古本市で衝動買いもしますが いらないと思ったらすぐ手放します

元和元年(慶長20年)の江戸(相模)地震に関しては
武江年表には今井金吾の補で「六月一日 江戸に強震あり」とあるだけです
これは 年号を見ればわかるように 大坂夏の陣のあとのこと
家康を含め 多くの徳川方は まだその収拾に忙しかった時期です
なんだか 地震は全て 家康のいない時に起こるみたいですね
昨日たまたまTVでやっていたんですが 天正地震も 慶長地震も
秀吉の城への被害が大きく 家康はそれほど被害がない 
どうもこれは運が大きく左右する・・・ってのをやってました
この時も「駿府記」によれば 6月8日になってから
江戸城留守居・最上駿河守家親から飛脚到来
「去る朔日 午刻 江戸大地震 家破 地割 云々」
と あるだけなんですよね
主だった武士たちは ほとんど江戸を離れてたので 記録が少ないわけですね
おもしろかったのが この時の留守居・最上家親のこと
この二年後 まだ36才で 「猿楽を見ながら頓死」します
徳川実記では「人 皆 これを怪しむ」とありますから 不自然死だったのでしょう
近デジでは 「史籍残纂(しせきざんさん)」巻二 で読めます
「当代記」「駿府記」「有斐録」が 載っています

by tukineko-diary | 2016-03-02 13:36 | 日記 | Comments(3)

Commented by やぶひび at 2016-03-03 13:29 x
今夜のNHKプレミアム8時で、「富士山噴火と復興/伊那忠順」です。見ようと思います。磯田先生が司会者です。
Commented by tukineko-diary at 2016-03-04 16:13
やぶひびさま
見れなかったですが おもしろかったですか?
磯田先生 最近 メディアで大もてですね^^p
Commented by やぶひび at 2016-03-04 18:05 x
テレビは見ましたよ。「怒る富士」も読みましたが、映像で見ると分かりやすいです。
次回は、磯田先生が岩手県普代村に行って、和村村長を取り上げるそうです。地震関係の番組が多くなって、ますますご活躍されそうです。