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ねこ好きにすすめてもいいかもしれない本

                                               
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 アメリカの大学の調査で ねこ好きと犬好きでは
 ねこ好きの知能指数の方が高い、という結果が出ていますが
 これは単にねこ好きが内向的 オタクが多い 散歩に連れてくのが
 いや・・・という性質から 室内での仕事に就く傾向が多く
 犬を飼っているアウトドア派よりも その傾向があるのかなってぐらいで
 ねこ好きの私でも 信じてるわけではありません
 ただし 一つだけ言いたいのは ねこ好きは「ネコが苦手」という人がいるの
 を知っています
 それに比べ 犬を散歩させている奥様方 
 すれちがって挨拶すると こちらが犬好きかどうかは 全く気にせず
 「ショコラちゃん ○○さんよ~」と 犬に私を紹介してくださる
 あまつさえ 「犬 飼えばいいのに かわいいわよ~」と 言われたりもする
 私は あなたに「ねこ 飼えばいいのに」と 言ったことがあるでしょうか
 仕方なく「うち ネコがいるのよ」と 言いわけ的に答えると すかさず
 「なんで 犬にしないの?」と ダメ押し
 ごめんなさい こういう時 心の中で(知能指数高いからね!)と 言い返してます
あくまで 心の中だけですし ほんの一瞬のことで 散歩の奥様方は 普段は常識のある 知的な美人ばかりなのは
言うまでもありません
ですから これはまだしもなんですが 「あなたねこ好きでしょ?この本 ネコが出てくるのよ」
と言って ネコが結構な残酷な目に合ったり 殺されたりする物語を すすめてくる人
これは 全くもって理解できませんね
子供好きな人に 幼児虐待の話 すすめますか?
妊婦に スプラッタホラーは 見せないでしょ?

前置きが長くなりましたが そんな「ネコの出てくる本」を めったに読まない私が
すらすらと読めたのがこの本ー「図書館司書と不死の猫」
 愛妻が急死し ケンブリッジの図書館司書を退職したばかりのわたしのもとへ
 一通の奇妙なメールが届く
 添付されたフォルダには 失踪した姉をさがす男の手記と 姉が飼っていた猫に関する
 信じられない情報 古い時代のねこの写真がおさめられていた
おもしろそうでしょ?
ねこ好きと 本好き ホラー好きにおススメしてみたりして・・・

 
 




# by tukineko-diary | 2019-08-23 16:46 | 本の話 | Comments(0)

川柳忠臣蔵

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先日の川柳
  五十膳ほどと昼来て金を置き
これは忠臣蔵・四十七士を指しています
決め手は「五十膳ほど」ですね
当時の蕎麦屋に こんなに客が入れる店は
なかったのですが 歌舞伎の忠臣蔵で
蕎麦屋の二階に集合し そこで火消装束に着替えたことになっていますので 川柳で
「蕎麦の客」といえば イコール四十七士となりました
  そばの客将棋の駒で数をとり
  そば切りが二十 うどんが二十七
  なにごとでこうお揃いとそば屋いう

全部 忠臣蔵がネタです
今では 様々な資料が揃い 赤穂事件は様々に研究されています
しかし江戸時代は ほとんどが歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」を
ネタ元としています
赤穂事件自体は 元禄十四年(1701)の浅野内匠頭の刃傷・浪士討ち入り・切腹
この三つなのですが その47年後の寛延元年 歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」が
つくられると これが大坂でも江戸でも大当たり
どれほど当たったかと言っても 現在 比べるものが思い当たりません
とにかく素人芝居では 誰でもこれをやりたがり 男の子が路地でやるのは
忠臣蔵ごっこ 芝居の聞書きも出ましたから 芝居を見なくとも筋が分かり
老若男女誰もが知ってる「忠臣蔵」となったのですね
中には 忠義の物語だけでなく 駆け落ちあり 涙の別れあり
遊郭の場面もあり そして大立ち回りあり 
もうディズニーと アクションと ロマンスと 推理ものと
いっしょくたにしたような 大ヒット作!
これを受けて 川柳も 「赤穂事件」ではなく歌舞伎の「忠臣蔵」を
元ネタとしたものが全体の八割をしめています
その上 この歌舞伎大ヒットを受け 他の芝居や講談・浪曲などに移され
どんどんエピソードは増えていきました
赤垣源蔵の徳利の別れ 俵星玄蕃と杉野十平次 宝井其角と大高源吾などは
全部 後に作られた俗説・巷説なのですね
現在では これらすべてをひっくるめ「忠臣蔵」と呼ぶようになってしまいました
ただし 歴史の辞典などでは「赤穂事件」で 最初の刃傷・討ち入り・切腹のことをいいます
   師匠から帰りにのぞく仮名手本
   村芝居 蛇の目に困る定九郎

   


 


# by tukineko-diary | 2019-08-19 15:23 | 江戸検定 | Comments(0)

川柳の夏

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いや~・・・暑いですね
雨が少しくらい降っても ちーとも涼しくならず 明日から38℃ですって!
そんな中 涼しい避暑地にいる江戸検の大先輩から 毎日 川柳の謎解きが届きます
いわば 「夏休みの課題」?
これがむずかしいのなんのって!
今は サラリーマン川柳や 高齢者川柳などもありまして
これは みんなわかりますよね
だから江戸時代の川柳だって 当時の人はみんなわかる共通認識だったはず
その中で わかるのは 今も変わらぬ人の人情をえがいたものだけですね
 かみなりをまねて 腹掛けやっとさせ
 役人の子は にぎにぎをよく覚え

こういうのは 説明しなくてもわかるでしょう
だけど いわゆる「詠史川柳」と いうのもありましてね
これは中国や日本の古典や歴史上人物・故事などを下敷きにしたものです
この手の川柳は 元ネタを知らなくては 容易に読み解けません
論語や 孔子 太平記や源氏物語 忠臣蔵 その範囲は限りなく   
江戸時代の人の教養の広く深いこと、とても現代教育では 太刀打ちできないのですね
そのうえ江戸時代特有の 風俗習慣・芸能など 今では推測が追いつきません
吉原や歌舞伎についての川柳はとても多いのですが
吉原はもうとうに無いし 歌舞伎の演目も現在では ほとんどやらない演目や
場面もあり ちょっとやそっとでは 見当もつきません 
例えば・・・
  ままっ子の世には太鼓に苔が生え
中国の伝説上の人物・舜は 帝の娘婿となり 善政を行い 
朝廷の前に太鼓を置いて 施政に関する意見がある民は誰でもこれを打って
進言できるようにした
・・・と言うことを知らないと これは何のことやら ですよね
  太平の恥辱は質の弓流し
これは「義経記」の弓流しがかけてあります
海上の戦で 弓を取り落とした義経は 命がけでこれを拾い
人に問われると 叔父の為朝とは違い こんな弱い弓を・・と笑われるのは
恥辱であるから…と答えます
基本には 誰もが知っている義経記のエピソードがあるわけですね
じゃあ こんなのはどう?
  五十膳ほどと昼来て金を置き
これは誰でも知ってるお話ですよ わかるかな?






# by tukineko-diary | 2019-08-16 18:14 | 江戸検定 | Comments(4)

「りぼん」少女漫画の世界

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先週 娘が職場で頂いた招待券で 新宿高島屋の「りぼん展」へ行ってきました
ごぞんじ 少女漫画の月刊誌「りぼん」です
↑ もうね 入口からこんな感じ
そしてなつかしい作品のオンパレード!
「ちびまるこちゃん」「有閑倶楽部」「こどものおもちゃ(こどちゃ)」
「姫ちゃんのリボン」「赤ずきんチャチャ」「ルナティック雑技団」とか
ご存知でしょうか (歳が分かるでしょうか)
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 個人的にうっ・・・!!となったのは
 「天ない」の この場面
 マリリンの 額縁に入れて飾っておきたい
 この一言 思わず写真とってしまいました
 名作でしたねー
 これと ときメモ「ときめきメモリアル」
 は 親子で読んでましたね
 どちらもコミック全巻 うちにあります
 思えば 私が実際に少女の頃は 少女漫画
 の月刊誌は「りぼん」と「なかよし」
 この二誌くらいでした
 そのかわり「フレンド」と「マーガレッ
 ト」が週刊であって 今では考えられない
 ですが 毎週連載の漫画が読めたんですね
 そして時々「別冊マーガレット」(別マ)
 が出て ずっと後になって「花とゆめ」
 が出ました
 むかーしから 漫画大好きな私は 子供が
 できても娘と少女漫画を 息子と少年誌を
 読み続けてきました
 現在は 少年誌・青年誌などで連載され
 ているマンガを読む方が 多くなっていますが やはり若い時に読んだ学園系恋愛マンガは これぞ少女漫画!
って感じで いつまでもなつかしいです
会場も 三十代以上のご婦人方で一杯
小さいお子様連れの方もいて ちょっと同窓会っぽかったですよ
   







# by tukineko-diary | 2019-07-30 11:39 | 日記 | Comments(2)

玉川心中 太宰治

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 わたしは これまでの人生 ずーっと
 私鉄京王線の沿線で暮らしてきました
 小中高も 全てこの京王線で通い
 大学でやっと 山手線を使うようになったくらい
 です
 結果 友達もほとんど 京王線沿いか井の頭線
 の駅の近くに住んでいました
 なかでももっともよくお家に行った女友達は
 「桜上水」に住んでいました
 この「上水」というのは あの玉川上水のこと
 です
 中学生になって 太宰治を読むようになると
 当然 彼が40才で玉川上水で心中した という
 ことも 知るようになります
 その時 幼い私たちは 桜上水のささやかな
 かそけき流れを見て 「こんな水たまりみたいな
 ところで どうやって自殺したのかね」と不思議
 に思ったものでした
 今思うに あの当時でさえ 太宰の玉川心中は
 「20年前」で 私たちの生まれるずっと前だった
 のですね
あれ以来 玉川上水が 結構な自殺の名所であり 「人食い川」と呼ばれたこと
太宰自身も 三鷹の自宅を訪ねる人に そう説明していたこと
有名な金田一京助教授の娘さんも 玉川上水で自殺したこと
あるホラー作家のお父さんが 太宰の死体発見時の第一発見者だったこと
などなど・・・上水にまつわる不穏な話は いろいろと読みましたし
大好きな小池壮彦氏も 上水にまつわるすごく怖い話を書かれていました
それもこれも わたしは今は亡き怪談専門誌「幽」で読みました
上にあげた本を読むきっかけも 同じく「幽と怪」(合併第一号)で
怪談コレクターとして 尊敬申し上げる東雅之氏が
「文豪たちの幽と怪」という連載を始められ その第一回が
「太宰治」だったからです
あらためて それも心中の相方 山崎富栄さんサイドから見た
二人の関係と心中の内容 当時の受け止められ方
などは へえー…と思うようなことばかりで 興味深かったです
現場も 三鷹の南 井の頭公園の西北 ホタル橋の辺りということもわかりました
遺体を引き上げる時 川辺の桜の木に縄をかけたということも
玉川上水は 桜の並木があり ホタルが飛び交う 豊かな川だったのですねぇ
久しぶりに 太宰治の名作の数々 読んでみたくなりました
金木町の「斜陽館」は遠いけど 三鷹の玉川上水は近いので
そのうち 行ってみたいと思いますよ 


 


# by tukineko-diary | 2019-07-26 12:20 | 本の話 | Comments(0)

晩柑と熊本日日新聞

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 最近 近所のスーパーから 国産の
 柑橘類が 姿を消しました
 防腐剤や防かび剤たっぷりのフルーツを
 気にせず食べる度胸はないので ネットで
 さがして熊本から「晩柑 10kg 二千三百円」
 というのを 試しに買ってみました
 楽しみだねー、と 老夫婦 わくわく待って
 いたら 昨日届いたんですよ
 郵送中の痛みをカバーするため 実際には
 10kg以上の晩柑が 段ボール一杯で
 およそ40個以上あったでしょうか
 いま冷蔵庫は 晩柑だらけです
大きさもまちまちで 見た目も表面に ゴマみたいな点があったりしますが
味は 全く難もなく とてもおいしい「晩柑」でした
ジュースにしても さっぱりしておいしいです
味は グレープフルーツのえぐ味をとって さっぱりした感じ
熊本の「フルーツ・甘味屋GGY」さん ありがとう!
箱の底には 新聞がひいてありましたが これが生まれて初めて読む「熊本日日新聞」!
さすが熊本! 熊本城修復の様子も載っています
これはいいおまけですね
ただし 数ページ分しかないのでね
一面の今日の話題で 「りゅうぐう水はあった」っていうのと
「ルフィの友達配置」という記事が 気になってしょうがありません
りゅうぐう水ってなんだろう?
ワンピース・ルフィの生みの親 尾田栄一郎さんは 熊本出身で
地震の直後から 支援表明をなさってましたが 何かできたのかな?
晩柑は おいしかったけど そっちが気になって しょうがないです


# by tukineko-diary | 2019-07-25 12:07 | 日記 | Comments(0)

千霊一霊物語

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 こちらはアレクサンドル・デュマ
 「三銃士」「モンテ・クリスト伯」のパパ・デュマ
 「椿姫」は 息子のデュマの方です
 二世が成功した珍しい例ですね
 さて 誰でも知ってるデュマですが ちゃんと本で
 読んだかは また別の話
 わたしは 小学生の時に「世界名作文学全集」で
 読んでしまったものは 大人になってから読み返して
 いませんのでね 
 「小公子」「小公女」「秘密の花園」と同じで
 「三銃士」も あの全集で読んだきり デュマとは
 とんとご無沙汰・・・というより はじめまして
 ですね
 この本 近くの図書館の「新着の棚」に あったので
 なにげなーく借りてきましたが 大当たりです
 東雅之さんが朝日新聞の書評に載せてらしたと 後で
 しりましたが さすが東氏の推薦本!
 とても良い幻想怪奇本でした
 アーサー・マッケンとかM.R ジェイムスがお好きなら
 きっと気に入るでしょう
19世紀ころの怪奇もの 大好物な私は どはまりです
おもしろいのは これがデュマ自身の体験談として書かれ
登場人物の多くは当時の実在の人物 社会情勢も当時のまま 描かれているのですね
パリ近郊の町に狩りに出かけたデュマは 獲物の少なさに退屈し
ひとり抜け出して 初めての町を逍遥します
すると 両手を血まみれにした一人の男が 目の前の屋敷の門をたたき
「市長さんに伝えてくれ 今 妻を殺してきた 逮捕して欲しい」
と 叫んだのです
これを契機に デュマは 不可思議なフランス版「千夜一夜物語」に
巻き込まれていくのでした・・・・
どうです? おもしろそうでしょ?
後書きの「解説」も 非常に面白いので飛ばさないでください
大デュマは 名作を次々に生み出した天才でしたが 稼いだ金は
全て女と美食についやしたというドンファンぶり
隠し子も 隠してない子もたくさんいて かえりみもしなかったそうですが
貧しくなった晩年には その子供たちが みんなで面倒を見たというので
どこか人徳があったのでしょうか
最も若い時にできた婚外子が 「椿姫」を書いたデュマ・フィスですよ
寝苦しい 蒸し暑い夜に ひゃっとする怪奇本 ぜひ 試してみてね  

# by tukineko-diary | 2019-07-23 15:43 | 本の話 | Comments(0)

巷説百物語

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 大好きだった怪談専門誌「幽」が
 廃刊して めそめそしてましたら
 ← これが出ましたね
 あの水木しげる先生の同人誌「怪」と
 合体して「怪と幽」として発刊!
 やれ うれしや
 これまでの連載も続いていますし あまり
 読んでなかった「怪」チームの方も なか
 なかおもしろそうです
 京極夏彦さんの「巷説百物語」シリーズは
 「怪」で 連載してたんですね
 思えば もう四半世紀前 1994年に
 「姑獲鳥の夏」を出して以来の京極ファン
 です
 こちらは「魍魎の匣」「凶骨の夢」と続く
 「百鬼夜行シリーズ」で 戦中から戦後
 を舞台としています
 対して「巷説」シリーズは 江戸後期から
 明治に続いています
 どちらも「妖怪」の概念や実体をキーアイ
 テムとして 様々な事件を解決します
 どちらも「怪談」とは遠くはなれ 妖怪を
 道具として現実の事件を収拾するわけです
 ややこしいのは どちらのシリーズも
登場人物が 関連があるので 大河ドラマのように「人物相関図」がないと
読み込むのが大変・・・という難点があります
ここしばらくは めんどくさくなって このシリーズ読んでいませんでしたが
今度の「怪と幽」から 「遠(とおくの)巷説百物語」の連載が始まりましたので
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図書館から 未読の巷説シリーズを借りて来て
 読んでみました
 「前(さきの)巷説百物語」です
 小股潜りの又一が 御行になる事件ですねー
 あと「西巷説・・」を読めば シリーズ完読
 久々に読みましたが ああ やっぱりおもしろ
 いな・・・という感想
 時代小説は読みなれないのと キャラクターの
 設定が画一的なものが多く 感情移入しにくい
 など 私には割と敷居が高いのですが この
 シリーズは 読みやすいです
 大勢の登場人物のそれぞれのキャラが立ってい
 て 各々の信念が伝わるので 誰も死んでほし
 くない どうかうまく逃れてね・・・と ハラ
 ハラしながら 物語に没頭できるのですね
 時代小説 イマイチはまれない方にもおすすめ
 です
 あともう一つ 京極作品読むと 難漢字に
 強くなれます
 もう漢字のパーセンテージが高すぎて 時には
 漢文・・・!?というページもありますが
 慣れれば すらすら読めて 漢検に挑戦できる
 かも!                                

# by tukineko-diary | 2019-07-23 12:17 | 本の話 | Comments(0)

トイレの神様

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 じめじめムシムシの毎日で じっとしていても汗が流れます
 外を歩くなんて 絶対いや
 それでも雑草は日々しげるので しぶしぶ草むしりだけは
 していますが もう汗が目に流れて 痛いくらい
 いいかげん うんざりですね
 しかし散歩しない代わりに 拭き掃除を始めたら これがはまって
 家中が 新しくなったよう
 トイレなんかもう 素手でそうじできそうなほど ピカピカです
 「トイレの神様」がいるのなら わたしは絶世の美女になるか
 すっごい玉の輿にのれるはず (どちらもちょっと遅すぎるけど)
 それに反して 読書量は ぐっと減ってますねー
 宮部みゆきさんの「荒神」
 これは時代伝奇小説・・・という分野ですかね
 久々の時代物 でも宮部さんだから・・・と 思って読みましたが
 いまいちテンポにのれませんでした 残念  
↑ そのかわり 東野圭吾さんのこれ なかなかおもしろかったかも
「麒麟の翼」と同じ 加賀恭一郎(刑事)シリーズでした
日本橋や人形町 今回は明治座もでてきて いい感じでした
舞台になじみがあると 楽しく読めますね
あともう一冊 「恐怖の報酬日記」恩田陸
これは 飛行機恐怖症の恩田さんの はじめての「アイルランド紀行」
おもしろかったです 
ポテト飢饉のこととか 「ウミガメのスープ」の話
そしてアイルランドの遺跡のこと どれも興味深いです
アイルランド ちょっと行ってみたいかも・・・  
 
 

# by tukineko-diary | 2019-07-21 19:21 | 日記 | Comments(0)

雨読 雨掃

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 雨読ばっかりのお天気 続いてますね
 晴耕=草むしりと散歩 ができず 運動不足なので
 雨読の合間に 大掃除をしています
 あ、「終活」ともいいますか?
 とにかく 雑巾を五枚くらい持って 家中 磨いて
 歩きます
 床も壁も階段や廊下も ぴっかぴかです
 トイレなんてね もう素手で拭けるくらい清潔!
 梅雨時ですが きれいで気持ちいいです
 だから 読書量は少し落ちています
 この十日くらいだと 「怪異十三」三津田信三
 編・の怪奇短編集
 一作でも読んだことのないものがあればと思い
 読んでみましたが やはり日本編は 三津田先生の
 好みとまるかぶりでした
 岡本綺堂と田中貢太郎 やっぱり永遠のワンツー
 フィニッシュですねー
 何度読んでも 怖いです
 「瑕疵借り」かしかり 松岡圭祐
 瑕疵物件・・・というのは あの大島てるのサイト
 に載ってるような自殺・事件のあった物件ですね この短編集は このような物件に短期間住んで
いわゆるイヤな評判を消し 洗いなおすことを商売としている人の話ですが
これが 小野不由美の「営繕かるかや」みたいに 後に残された家族の
心の負担を平らかにする作用を起こすひとなんですね
あちらは心霊系ですが こちらは現実系とでもいいましょうか
とても 稀有な感じに うまく仕上がって 心打たれました
あと 今さらなんですが ↑「希望荘」宮部みゆき です
とにかく出た当時 図書館では2百番代の 予約待ち数なので
はじめから 予約はしませんでした
先日 ぶらっと図書館に行ったら さすがに棚に戻ってきていたので
お帰り~ という感じで借りてきました
この杉村三郎シリーズは TVドラマの小泉孝太郎さんが
あまりにもイメージにはまってたので 原作読みませんでした
しかし 久しぶりの宮部みゆき さすがだなー!と 思いましたとも!
読み始めから すーっと物語の中に引きこまれるこの感じは
多作なのに 駄作がない宮部さん(東野さんも)の真骨頂
久しぶりに はまって読める本でしたね
これはたぶん著者が 同性・同世代だから ということも大きな要素かと思います
余計な説明もなくスラっと読めるのも 若い男性作家では こうはいかない
しかし宮部さんの後で読む作家さんは かわいそうです
「六月三十一日の同窓会」真梨幸子さん
設定も面白かったし エレベーター式女子高の雰囲気も 自分の経験から
理解できるけど どうもキャラが立たないというか
途中で何度も 前を読み返さないと 話がつながらない
あれ これは誰だっけ?ということが多すぎ 
会話も無駄が多い そのため疾走感がそがれる・・・
と きつい評価になってしましました
しょうがないよね 宮部さんの後じゃ・・・
あと二冊は 未読の宮部みゆきと東野圭吾です
どちらも 読むのが楽しみね

# by tukineko-diary | 2019-07-05 14:00 | 本の話 | Comments(4)

マダム・マグノリア

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 原田マハさん 「暗幕のゲルニカ」と
 ←「ジヴェルニーの食卓」を読みました
 ピカソとマチス セザンヌにも詳しく
 なりましたよ(ちょっとだけね)
 そして今さらですが わたし 印象派
 って 興味ないですね
 バックグラウンドを読んでも 特に好きに
 なれませんでした
 セザンヌ好きって アメリカと日本が群を抜いて
 多いって 聞いたのですが
 ま、向いてないのでしょうか、仕方ないですね
 でも本は楽しく読めました
 でね、一番 衝撃を受けたのが マチスの
 「マグノリア」の花の絵のこと!





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これ、これ →
真ん中の花瓶にさしてある白い花!
これが「マグノリア」です
南フランスで描かれた絵なので 地中海沿岸
では よくある花なのだと思っていました
わたしは マグノリアの香りのボディクリームを持っています
ドイツの会社のもので それはそれは
良い香り!
ちょっとくちなしに似た やさしく甘い
香りです
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 そのマグノリアが「タイサンボク」って
 言うのを 恥ずかしながら この歳で
 初めて知りました
 ← これはBFの昭ちゃんが 撮ってくれた
 タイサンボクの写真です
 なんかマチスの絵より きれいですねー
 ああ でも確かに こうしてみると同じ花かも!
 いや~ そうだったのかー!
 カメリアが 椿っていうのは 知ってたんですが
 毎年 マチスに自庭の花「マグノリア」を贈った
 というマダム・マグノリアは 日本で言えば
「タイサンボク夫人」だったのですね!
 そしてわたしはタイサンボクのボディクリームを
 せっせと塗っていたわけですね
 う~ん・・・
 ちょっとイメージが 狂ったかもしれない!
 
 

 

# by tukineko-diary | 2019-07-03 20:41 | 本の話 | Comments(0)

フラワーチルドレンと「蜂工場」

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 ゴシックホラーの名作 30年ぶりの刊行!
 という文句にひかれて読みましたが
 これゴシックホラーなんですか?
 思ってたのと違うなぁ
 著者はもう亡くなってますが 私と同世代です
 舞台はスコットランドの海辺の町
 北海に面したちっぽけな島
 この島に孤立したように暮らす親子の
 父親は「フラワーチルドレン」世代です
 これわかるかなぁ
 若い人は 全然 聞いたこともないのかな
 ヒッピーはわかるでしょうか
 同じようなもんです
 基本 Love & Peace です
 今でも 思い出す 10代の終わりころ
 新宿のホコテン(歩行者天国)を 歩いていると
 真っ白なロングドレスの長髪・ハーフ顔の
 背の高ーいおねえちゃんが 後ろにウィズBみたいな
 真っ白い学生服を着たお兄さん二人を従えて
 花かごからお花を配っているんですね
 その異様な光景に え?異次元?と思いましたが
人で一杯のホコ天でも なんとなくみんなよけて歩いてる感じで
あとからあれが今流行りの「フラワーチルドレン」と 知りましたが
ベトナム戦争がグダグダ状態のアメリカならともかく 今の日本で
あれを広めるのは難儀やな!と ちょっと思いましたね
とりあえず形だけ・・・っていう感じでしょうか
「蜂工場」の中では その世代の父親と ふらっとやって来ては
赤んぼ産んで さっさと出ていくヒッピーな母親が出てきます
スコットランドでは そういう受け止め方だったのかしら
いかにも30年前のホラーテイストなんだな っていう感じが満載でした
イングランドでは すごい人気作らしいけど
う~ん・・・いまひとつ のれませんでした


 

# by tukineko-diary | 2019-06-26 12:50 | 本の話 | Comments(0)

雨の日の読書

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 なんだか地震があいついでいます
 今朝は千葉沖 さっきは神奈川と静岡でした
 東京は ちーともゆれないので 実感ないですが
 朝のは 電車に乗っていたので わからなかったのかも
 そろそろ東京も来るのかな・・・?と思いますが
 引っ越しするほどの実感もなく ぼやぼやと過ごしています
 今日は 結構に降りましたのでびしょびしょのお出かけでしたよ
 肌寒いくらいの気候で さっきは雷もなりました
 家族はまだ誰も帰っていないので 静かな部屋でねこと二人
 ただ本を読んでおりますよ
 怖いタイトルですが 本格の連作ミステリーです
 急死した兄から受け継いだ郊外の古い家には 秘密があった
 警察官だった兄は その地下室に 15年前 自分の一家を
 皆殺しにした嫌疑で 指名手配されている親友を人知れず監禁
 していたのです
その秘密を知った双子の妹は 同じく警察官となって この男を引き継いでしまった姉を
脅迫し 三人で世間を騒がす怪事件を解決しようともちかけます
・・・という非常にシチュエイションがおもしろかったので 読み始めました
本格好きの方は おもしろいのかも・・・
わたしはまあまあでしたが スラっと読めました
タイトルはおどろおどろしいですが 中身はあっさり さっぱり
双子の専業主婦のバカさと 性格の悪さが気にならなければ 楽しく読めますよ


# by tukineko-diary | 2019-06-25 11:31 | 本の話 | Comments(0)

ひとんち

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 今年の梅雨は 降れば梅雨寒 降らないともわっと蒸し暑く
 それでも夜中には グッと冷たい風が吹いて くしゃみが出る
 ほんとにすごしにくくて 体調を崩す方が多いみたい
 ま、洗濯物は よくかわくんですがね
 そんな中 読書は続くよ どこまでも
 「ひとんち」澤村伊智 どこのうちでもある「え?これってうち
 だけ?」という様々な独自の習慣
 例えば TVのリモコン お宅ではなんていいます?
 うちではず~~っと「カチカチ」です
 もうリモコンっていう言葉が出てこないくらい
 エアコンのカチカチどこ? とかも言います
 あと麦茶に砂糖入れるお家もありますね
 砂糖系だと トマトやスイカに砂糖かけるとか ポテトサラダに
 入れるっていうのも聞いたことあります
 どれも え~~!!と思いましたが 家がずっとそうだったなら
不思議とも思わず かえってどの家でもそうだと 思って育つのでしょう
うちの父は 別にマヨラーではなかったのですが 冷やし中華にだけ ちょびっと
マヨネーズをかける人でした
だからそういうものだと思って育ちましたが 大学に入って 学食で
冷やし中華を食べてる人が 誰もマヨかけてない!
(あれはうちだけだったんだ!)と はじめて気づいた時は びっくりしました
カレーや 目玉焼きに ソースかける人も たぶん同じかなあ
澤村伊智さん「ひとんち」は そんなよその家のあたりまえが
本当は とても怖い習慣だったら・・・と言うお話
短編集ですが それぞれ 導入部のうまさが冴えるお話ばかり
でも やっぱり比嘉姉妹の長編が 読みたいわたしです


 
 

# by tukineko-diary | 2019-06-20 19:13 | 本の話 | Comments(0)

読む「絵画」

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「本日はお日柄もよく」の方を先に読みましたが 
原田マハさん 本職はキュレーター 
これは主に美術館・博物館などで 収蔵する
絵画や美術品・古典籍などの研究を行う人のことです
森美術館や ニューヨークの近代美術館(MoMA)にもお勤めになった方ですね
わたしは あまり美術館に行きません
混んでる場合は 特に
どうも絵画ー視覚から受ける感覚にうといと自分でも思います
そういう感覚って ありませんか?
音楽や 絵画から 強い感動を覚えるタイプの人とは違い どうしても言葉やストーリーばかりに 固執しがちなタイプです
音楽なら やはり心打つ歌詞があるもの 
インストゥルメンタルは苦手
その代わり 歌詞がメロディに載っていれば オペラのアリアでも アニソンでも同列に楽しめます
絵画では 描かれた背後の物語を内包するもの
画題ふくめ 作者やその時代に 独特のストーリーがある絵画が好きです
「モナリザ」より「ヘンリー三世」の肖像の方に 心惹かれるのは
このさみしげな眼をした不幸そうな男が 幼い王子たちを本当に殺したのか…と思うからです
同じように 決してうまくはないブロンテ姉妹の「家族の肖像」
これは ヒースの原の一軒家で共に暮らした姉妹の兄が 描いたものですが
自分の顔だけを 無残に削り落とした兄の 荒野より淋しい心の内を想うと
物語の中に 逃げて行った妹たちの方が 何倍も自由だっただろうと思うからです
ロンドンの博物館の薄暗い片隅で この小さなカンヴァスに向き合った時
救いようのない孤独の塊りに ぶつかったような気がしました
そんな私でも この「楽園のカンヴァス」は とても楽しく読めました
税関職員で 「日曜画家」と揶揄されたアンリ・ルソーと
若き日のピカソが出てきます
こんな心躍るバックストーリーが あるのなら 絵画だって
書物のように 感動することができるんだな と 思いましたとも!






# by tukineko-diary | 2019-06-09 17:52 | 本の話 | Comments(2)